ズル、ズル、
這う、這う、


突然 訪れた違和感
身体を伝う 妙な汗
時計の秒針は 大きくなるわ
私の脈は こんなにも
早かったかしら



コン、コン、
鳴る、鳴る、


度々 襲いくる違和感
頭を巡る 考えはマイナス(負)
窓辺の来訪は 確実になる
私は決心 涙溜め
シーツを握る



“窓を叩くのは、誰なのか”

“少女は カーテン開き、”

“ニヤリと笑う、女を見たの”

“日常に潜んでいるの”

“信じられない非日常が!”



ハラ、ハラ、
縋る、縋る、


翌朝 逃げた友人宅
記憶に絡む ニヤリ顔
時計の秒針は 小さく聞こえ
私の脈は だんだんと
静まってゆくの


うん、うん、
乞う、乞う、


友人 手渡す御守りが
身体を包む 安心感
時計の秒針は どんどん進み
その過ぐ一夜は 何もなく
睡み抱きました



“少女は事実を、知らない”

“あの夜 カーテン開き、”

“ニヤリと笑う、女を見たの”

“日常に潜んでいるの”

“信じられない非日常が!”



心配する 友に感謝告げて
御守り握りしめた 少女は
家路を 朝日浴び帰る

サイレンと立ち入り禁止の 嵐
我が家を囲むのは
何故かしらと 問いてみた



“通り魔、女を刺して逃亡”

“少女は 眼(まなこ)を見開き、”

“血の手形付く、窓辺を見たの”

“日常に潜んでいるの”

“信じられない非日常が!”


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

日常茶飯事


よくある都市伝説を元に書きました。

女がニヤリと笑ったのは救済に安堵したからなんですよね。

いやはや。

閲覧数:45

投稿日:2011/07/13 19:46:56

文字数:655文字

カテゴリ:歌詞

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