一度だけでいいから

誰かに言われてみたいのです

「ありがとう」って

感謝されたこと

今まで僕にはあったのかな

記憶の奥深く

探ってみても思い出せない

生まれて来たことの意味

疑問を持ってる今だから

「生まれてくれてありがとう」

そんな言葉を待っているの

痛いのです

辛いのです

悲しいのです

心の奥から響く悲鳴

だけど声には出さないの

『涙』

それが僕の悲鳴だから

一度だけ一度だけでいいからさ

「ありがとう」って言ってよ

せめてさ消える前に確かめたいんだ

僕は生まれて良かったのか

僕は誰かに必要とされてたのか

人生を振り返って思うこと

生きることに対する意義

考えてみても分からないから

「生きててくれてありがとう」

誰かの言葉を待ってるの

楽しいのです

嬉しいのです

〝生きてて良かった〟

そう

胸を張って言えるような

未来に僕は生きていたい