見よう見真似の翼広げて駆け出したら
空を渦巻く風に心竦んで一人

これからどこへ行こうか
どこまで行けばあなたに会える？
頼りない翼でも次の風に乗るよ

白紙のページに描く
あなたに向かう地図
ずっと忘れないように
折り上げた僕の白い翼

一人になって気付く
独りじゃなかったこと
胸の扉開けば大切なものがある

でも今は何一つ落としたくないから
鍵を閉める
暗い夜駆け抜ける
振り返るな今は

夜明けの空を彩る光に浮かぶのは
風に乗る僕の翼
描いた地図が翼に透ける

出会い別れが吹かせる風に
期待不安が吹かせる風に

空を飛ぶ鳥のようにもっと自由になれ
どんな風にも乗れるよ
変わらない思いを抱きしめて

流した涙は道を示す星座になれ
どんな夜もあなたまで近づけるように

―――ひらがな表記―――

みようみまねのつばさひろげてかけだしたら
そらをうずまくかぜにこころすくんでひとり

これからどこへゆこうか
どこまでゆけばあなたにあえる
たよりないつばさでもつぎのかぜにのるよ

はくしのぺーじにえがく
あなたにむかうちず
ずっとわすれないように
おりあげたぼくのしろいつばさ

ひとりになってきづく
ひとりじゃなかったこと
むねのとびらひらけばたいせつなものがある

でもいまはなにひとつおとしたくないから
かぎをしめる
くらいよるかけぬける
ふりかえるないまは

よあけのそらをいろどるひかりにうかぶのは
かぜにのるぼくのつばさ
えがいたちずがつばさにすける

であいわかれがふかせるかぜに
きたいふあんがふかせるかぜに

そらをとぶとりのようにもっとじゆうになれ
どんなかぜにものれるよ
かわらないおもいをだきしめて

ながしたなみだはみちをしめすせいざになれ
どんなよるもあなたまでちかづけるように