別々の思い出
通っていた一緒の学校

月が出て桜が咲いて

手をつないで
歩幅合わせて歩いた

あの時大きく感じた
昇降口も
今では小さくて
校舎を覗けば懐かしくて

でも
全部がキミとはちがった思い出

あの時
教室から見下ろした
グラウンドに君はいたのだろう
でもボクは違う人をみていた

キミも
違う誰かを追いかけていたのかな

懐かしそうに話すキミに
ボクは
なんとなく目を合わせられずにいた

好きな人いた?
確信をつかれたボク
曖昧に返せば
キミは気になるようで

しつこく詰め寄ってくるキミの
好きだった人の名前を聞いてみた

やっぱり
私じゃなかった
だから
私は下をむいて
バレないように笑った

キミに言った
好きだった人の名前は
キミじゃなかった

でも
興味なさげに見えるキミ
覗き込んできたキミは
笑いながら

「い ま は ?」

キミに決まっているじゃないか

「ねー聞いてる?」

キミだよわかってるくせに

素直じゃないボクは

「「知らない!!」」

キミは笑った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夜の桜組


学校の桜はとっても綺麗でした

閲覧数:100

投稿日:2012/04/10 16:43:12

文字数:451文字

カテゴリ:歌詞

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