鷹のような目、凛とした立ち姿
それでもただの少女だと思っていた
時もあった
悪徳な道を騙り、浮いた少女に
喋りかけの言葉など無意味だと思っていた
少女の正論は大人にとっての邪(よこしま)でいた
薄鈍な父無し子(ててなしご)の放心と怒涛の間を逆なでる少女よ
あなたは何をしたいんですか?「散漫な中で一人一人が分かり合わないから私もそのなかで散らばるの」
轟然な少女の語りかけ
傷の舐め合いを望まない少女はただ
道のりを外してでも生き甲斐を探したかったらしい
少女は笑う
自分だけは違うって
慈悲で満たされた顔で言ったんだ
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