幼い頃に見た幻をいつも追いかけていた
蔑みの視線が怖くていつも逃げていた
血の繋がる両親(おとな)からも化物(エルフ)と呼ばれる私は
永遠に孤独だなんて認めたくなかった

私のそんな苦しみを貴方はいつだって受け止めてくれた
臆病だって知ってるくせに逃げ道を示してくれないのね
不躾な態度に素直になれず、憎まれ口を叩いてた
嫌いだなんて言ってごめん、本心を晒すのが怖いの

貴方のことをどうでもいい、なんて
いつの間にか思えなくなってた
私に気付かせてくれた
自己表現のためではなく、大切な人を守る為の力
使わずに後悔はしたくない
お願いお願い人魚姫(ウェパール)よ、背中を押して
私に勇気を

かつては冷たい隙間風がいつも吹き荒んでいた
取り巻くもの全て「くだらない」と見下していた
どうせ裏切られるという不安に押し潰されて
魔道礼装(デコルテオブリージュ)の中に私を閉じ込めた

纏った鎧(ベール)を貴方は一枚また一枚と剥がしていった
冷えた身体(こころ)を暖めて癒して満たしてくれた
意地悪の意味に気付けず、どうしたらいいのか分からなくて
嘘吐きだなんて言ってごめん、へそ曲がりは自覚してるの

私の魅力を見逃さないと、好きだと何度も伝えてくれた
貴方は気付かせてくれた、新しい存在意義を
寄り添い合って生きていけることを
心の在り方を諦めたくない
お願いお願い人魚姫(ウェパール)よ、背中を押して
私に勇気を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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静寂雪白 -White Album-

魔技科の剣士と召喚魔王(ヴァシレウス)より
氷灯小雪にスポットを当てて、初音ミクに歌わせてみました。
タイトルは神魔(ウェパール)の魔法より。

閲覧数:221

投稿日:2014/02/25 04:29:39

文字数:607文字

カテゴリ:歌詞

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