ズレた感情を抱えて
夕暮れに投げ捨てた
熟れたひと時の笑顔は
寂しげに泣いていた
甘いキャスター
こびりついた 煙い記憶
いつか お前の嘘が
柔くほぐれ溶けていくなら
きっと 優しいうたで
その背中を見送るから
ここにはもう帰ってこない
あの日囁いた言葉が
喧騒に紛れてく
セブンスターじゃ
消えやしない 消せやしない
いつか 日々の隙間で
掠れた声忘れていても
きっと お前の夢は
街の姿映して微笑む
甘いキャスター
残してった 遠い匂い
いつか お前の嘘が
脆く剥がれ滲んでく日に
そっと 優しいうたで
その背中を押すために
目に沁みる煙(けむ)のように
帰らない明日へと消えてく
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