よもすがら

nukonuko13

よもすがら

遠く思うのは　いつも君のことだけ
ゆくへさえしれず夕日眺めほおける

このまま生きるなら　かなし気持ちにとらわれて
雲居遥か彼方　思いだけがただ残った

夜が来るそのたびに袖を濡らしていた
夢を見るのどかさを知らされることなく
世の常と思おてたともに眠った朝は
初めてのぬくもりと感じた日が恋し

誰と一緒なの　独り寝の世を過ごし
何も浮かばない登る日を眺めた

形のない愛に　どれだけ言葉重ねても
声が響いただけ　伝えるきみはもういないよ

よもすがら想っては　窓打つ雨の音に
月きもなし今宵では君も訪れない
しぐるるは袂ぞと何に濡れた恋か
今君をこいしとてわれゆくみちなきか

よもすがらしぐるるは　よもすがら恋しくて
艶やかな声　ひびくことなく

よもすがら思っては　君を望みながら
初めての恋しさが忘れられないまま
抑えてた言の葉は涙を影らせて
眠られぬ我が心　君を探している