紺碧の空
白いイヤホンの紐がゆらゆらりゆれた
音漏れメロディ風と夏の音
坂道の途中で汗を拭った
赤い自販機で炭酸水飲んだ
駆け抜ける自転車を跨ぎ
日差し照りつけるアスファルト
五月蝿い蝉時雨に紺碧色
「僕は旅の途中です」
澄み渡る快晴 見知らぬ町並み抜けて
河原沿い走る微かな夏の香りに
花が咲く公園の木陰に座って
炭酸抜けた水もどきを飲んだ
入道雲を抜けた先に
夢を信じていたあの頃
何かに焦がれるように急かされるように
夢中で前を向いてた
太陽が滲んだ急な夕立
泣き止んだ空には七つの彩が
忘れられない景色を眺め
増えてくアルバムに刻んだ
青い青い紺碧の空に浮かぶ
僕の夏の思い出が
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