何ができるの？
そう尋ねたあの朝
返された答えは
"したいこと"だった

欲しいものに近付くなら
自分から歩み寄るしか
それしかないみたいだ

待ち惚け喰らうなら
まず一歩を動き始める
まだ届かないとしても
一歩でも近付きたい
"できないことなんて無い"
あの夜にそう真実付けて

何も知らないまま
転んだあの夕
傷付く僕達は
壊れ物だった

失うことに気付きながら
気付かぬよう目を逸らす
何一つできないまま

あまつさえ僕たちは
知らないで動き続ける
失うから手に入れる
頑なにそう信じるから
"できないことなんて無い"
あの夜から信じ続けて

何か一つ変わるなら
僕はただ手を伸ばす
当たり前のはずの今日は
まだ続いて行くから

明日さえ見えないまま
僕達はその先へ向かう
そしていつか辿り着く
見落としていた明日に
"できないことなんて無い"
ただそう信じ続けるから