1 僕の居ない深夜に突然の別れ話
機械だけじゃ 悲しみは分からない
「おばあちゃんが亡くなった」
駅のホームで突然の電話
満月の夜に僕は 初めて外で泣いた
s 「大きくなったね」
二度と聞けない言葉に
僕は後悔の文字が頭を過る
何も出来なかった ずっと泣いていた
泣く事しか出来なかった
2 家に帰れば彼女は壊れた時計の如く
「お帰り」すらも言わなくなった
泣き叫ぶ家族
現実を受け入られないままに
僕は最後のおばあちゃんの顔を見た
s おばあちゃんの部屋からは
震えた字の家族宛の手紙
「私は駄目かもしれない」
「家族よ。幸せになってくださいね」
「それでは、さようなら」
d 何もしてあげれなかった
おばあちゃんと交わした約束事も
おばあちゃんがよく使ってた土橋の駅も
おばあちゃんごめんなさい。
s ある日の土橋駅ホームで
いつものように僕は座っていた
聞こえたんだ おばあちゃんの声が
「心配掛けたね」って
≪ここからは泣き叫ぶように歌う≫
sd おばあちゃんごめんなさい。
僕は泣き叫んだ
周りの人なんてどうでもいい
「辛かったのはおばあちゃんなんだから」
僕は今もおばあちゃんが好きだよ
ありがとう。今までありがとう
おばあちゃんの分まで生きるから
だから、見守っててね。
おばあちゃんごめんなさい。
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