街色の廃線に 暴きだされる焦燥を
濁るガラス玉は眺めてた
タガタメと吐き捨てた 僕の軽い嘘の匣
カラの空き缶 蹴りあげた
溶け出す街の灯を くだらないモノと笑う
煤けたアスファルト 明滅信号
空は茜(あか)くてとても…赤(あか)くて
目に映る自分(モノ)でさえ 傷つけて見せた
僕はここにいる… 掌が滲む
曇り空 明け方の街 湿るアスファルト 昨宵(ゆうべ)の心像
仰ぎ見る空の形 そのどれひとつ変わることはなく
明滅信号 朝焼けの空 冷たく鳴り響く無音の世界
白と黒の向こう側 小さく手を振る僕の街
空は青(あお)くてずっと…仰(あお)くて
自分の嘘さえ 透かして見せた
崩れ落ちたコトバ 剥がれ落ちたユメも
きっと此処に或る 全てここに或る
臆病な僕がいつか見た空は
自分の醜い心さえ 融かしてくれた
僕は歩いてく… 或るべきこの街
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