紅葉の季節の催しで
練習のときも本番も
何より評判だったのは
源氏の君の舞でした
藤壺さまの若宮が
無事お生まれになりました
源氏の君にそっくりな
光り輝く皇子(みこ)でした
帝はたいそう喜ばれ
源氏は心騒ぎます
実は自分の子なのだと
信じる理由があるゆえに
年を取っても恋多き
典侍(ないしのすけ)がおりました
源氏が声をかけますと
たちまち夢中になりました
意外な二人の関係は
すっかり噂になりました
頭の中将からかって
いささか過激な悪ふざけ
気持ちをそらしているうちに
藤壺さまは中宮に
若宮さまはこの次の
東宮(こうたいし)さまになるでしょう
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