----------------[・紫陽花,addictive・]-------------

作詞：くらもち咲
作曲：Chief Meat

「君がずっと好きだよ」って甘い言葉、
子供じみた心で、信じてしまったの。

キミがあたしの全てで、世界がカラフルで
残酷な恋の魔法の 毒に犯されて…。

そう…何時間待たされても、
電話が来なくても
キミを疑うことなんて 思いもしなかった。

「いつでもそばにいる」なんて、乱暴に抱かれて
絡み這わされた腕の、熱に浮かされて…。

嗚呼、時を巻き戻せるなら もう一度、
嘘じゃないキミの笑顔を確かめに会いに行くわ。

想像ばかりしたって仕方ないって分かってるの。
だけど、ふいに消えるなんてどうしたら良いって言うの？

ねぇ、教えてよ。

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紫の檻の中、独りきり踊っているの。

絡みつく 黒い予感、
忍び寄る闇のスウィング。

思い出が 叫びだすの。
気づかないふりしていても。

お願いよ迎えに来て、光の中へ。

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キミは まるで紫陽花ね。
移り気の花。

滑らかなそのくちづけ、
落ちる一滴。

同じ、その唇で呪文を唱えたら
簡単に溺れちゃうの、愛に騙されて。

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嗚呼、止まない雨が囁く。

もう二度と、動いた心の居場所は
何処に行ったって戻らないの。

想像ばかりしたって、泣くのはあたし、
悔しいわ。

だけど、こんな気持ちのまま、
独りぼっちにしないで！

ねぇ、応えてよ。

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紫の檻の中、独りきり踊っているの。
渦巻いた淡い期待、打ち砕く闇のスウィング。

「嘘つき」と呟いた。

魔法はもう、終わりにしましょう？
約束も、甘い声も、偽りの愛も。

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（ナレーション）

「もしもし？ちょっと話があるの。
今から会いたいんだけど…。

え？忙しい？嘘よ！今日休みなんでしょ？

仕事…？じゃあ、後ろで聞こえる可愛い声は誰なのよ！
バレてないって思ってるの？

もう我慢できない。今から行くわ。
終わりにしましょう…？」

（ナレーション終わり）
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嗚呼、ため息ばかりついても、
キミはきっと、今頃他の誰かの肌に
爪を立てているの。

想像ばかりしたって、どうにもならないって
分かってる。

だから今夜、会いに行くわ？
愛憎の花束と、別れのキスを…。

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紫の檻の中、ふたりきり踊りましょう？
二枚舌噛みちぎって撒き散らす、嘘の花びら。

忘れるの？許さないわ。

最後に突き刺したのは、紫陽花の猛毒よ。
永久に消えない傷痕。

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「君がずっと好きだよ」って、甘い言葉。
子供じみた心で信じてしまったの。

キミがあたしの全てで、世界がカラフルで、
残酷な恋の魔法の、毒に侵されて…。

露に濡れる午後の街、乱れ咲く紫青、
ぬるい雨に打たれて、優しく微笑むの。

キミはあたしの全てで、悪い魔法使い。

あの時の恋の毒は、今も傷のまま。