君が歌う作り話が終わる頃
僕が描いた八月の絵を思い出す
陽炎のように 揺れる
夢の跡に置いてきぼりの心がひとつ
誤魔化したまま空を目指した心がひとつ
終わらない夏がやってくる
ひとりきりの夏がやってくる
いつだって僕らは手探りで おとぎを探して
その度、朝を見つけてしまって
ずっと続いている かくれんぼさ
君は忘れたまま大人になる
下り慣れた坂道を飛ばしていくよ
君の声は風がほどいてくれるはず
遠くから響くセミの声
ひとりきりの夏がやってくる
街はただいつものスピードで回り続けて
幼い僕を置き去りにする
ずっと 隠していたことがあるのさ
そう 君のことが…
いつだって僕らは手探りで おとぎを探して
その度、朝を見つけてしまって
ずっと続いていく かくれんぼさ
君は忘れたまま大人になる
それでいい
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