【蒼姫ラピス】シュワルツシルト半径【オリジナル】_2012/08/03
指を切った
欠けたガラスの灰皿
不意を突く陽炎が
いつからか遠い
秘密の裏合図を交わす瞳も
目を逸らしてたのは
揺れてるように見えたから
君って案外ヒタムキなんだね
気付いていたよ
それは君という一人が
この世で呼吸をやめるっていうこと
いつだってここにいるよ
はやくほら、連れて行って
曖昧に誤魔化した訳も今は言えないよ
時計の針はいつも不明瞭に
胸に焼きつく
いつの間にか思い出せない
手の握り方も
僕がここに留まる事で
何が変わることも無いなら
少しだけ 少しだけって
冷えた肩を抱いた
日暮れ前のコンクリート
走り回す少年期の
影に足を引かれ
前のめりになる
いつかまたどこかで巡り会えても
すれ違う二人にかける言葉も無いよ
そうだろ?
君じゃ無いなら意味は無いんだよ
胸の奥がないているの
見えない何かを抱き寄せていた
僕の半径シュワルツシルト
このまま君と隣合わせてるだけで
胸の隙間も埋められていくの
いつだってここにいるよ
今はまだ言えないよ
躊躇い引き戻した右手
行く当てもないよ
時計を壊した
そらこから逃げることをやめない心の中に
ここにるよだなんて叫んでは
仕方もないでしょう
去り行く時は何故愛おしいの
間に合わないくせに
ああ、本当に欲しかったものは
なんだったっけ
悲しい夢ばかり見せてしまう世界なら
ねぇ、いっそ
この時間ごと閉じ込めてしまいたいよ
なんて
いつだってここにいるよ
繋ぎ合わせただけの拙い言葉
いつだってそばにいたよ
身勝手な台詞を置いていかないで
いつか君も消えちゃうんだよ?
それでも誰かの好きな人で居たい
誰も居なくなったろう?
何も愛せない心じゃ悲しいから
泣かない
泣いてなんかいない...
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