DragonFly
【作詞/作曲】 NewTone♪
10年ぶりの汽車旅 窓から見えてきた故郷
変わらず 色褪せず
トンネルを抜けてみて ふと入り込んできた
蜻蛉
ほんの少しだけ 小さい頃を思い出したんだ
原っぱの中で 無邪気に捕まえていた赤蜻蛉
ずっと一緒だと 信じてた あなたは僕の味方なんだと
でも 運命は変えられず あなたは15で嫁に行く
しばらくは手紙があり 元気に過ごしていた
あなた ホッとして
絶対言えはしないけど 一緒に折ってた蜻蛉は
捨てられ 僕は泣いた
大人になって ビルから見下ろす 夕暮れ時
雑多の中に あなたが居るのではないかと探してしまう
ずっと元気だと 思ってた あなたは僕の姐さんだから
でも 疲れ果て声も出ず 手紙も書けず 音沙汰は無い
母も 姐も 居ないままの暮らし
遠く 消えた 過去の思い出が
僕の脳内をグルグル回りだす
故郷の空 赤く染まり くるくると弧をかいて舞い踊る
もしや この蜻蛉 姐なのか 暮れる夕日にそう問いかける
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