words: 永遠乃

夏の朝、衣替えの日に
初夏を感じながら夏服に着替える
弾む気持ちに　白いシャツにリボンつけて
本当はあなたの夏服が楽しみなの


幼い頃は私のほうが背が高かったけど
いつの間にかあなたを見上げるようになっていた
なんだか悔しくて　あなたを気になりだして　
少しでもあなたの身長に近づきたくて


初めて履いた「5センチ」のヒール
少しあなたに近づけたかな
でもまだあなたとの距離が縮まらないのよ
気づいて欲しいこの「5センチ」


「5センチ切って下さい」と
昨日切ったストレートの髪
肩よりほんの少し短くなったよ
気づいて欲しいこの「5センチ」


夏の空　夏休みがきて
補習の準備して夏服に着替える
弾む気持ちに　白いシャツにリボンつけて
本当はあなたに会えるのが楽しみなの


幼い頃は私のほうが足が速かったけど
部活頑張るあなたを見守るようになっていた
なんだか悔しくて　あなたに憧れを抱き始め　
今はあなたの事を沢山もっと知りたくて


初めて履いた「5センチ」のヒール
少しあなたに近づけたかな
でもまだあなたとの距離が縮まらないのよ
気づいて欲しいこの「5センチ」


「5センチ」の距離が遠いのよ
切ないけど　なんだか楽しくもある
見かける度に胸のときめき止まらないよ
気づいて欲しいこの「5センチ」


背の高いあなたを見上げてばかり
あなたとの距離感がまだ遠くて切なくて
肩を並べて一緒に歩んでゆきたい
いつかはあなたを支えられる存在でいたい


履き慣れてきた「5センチ」のヒール
また少しあなたに近づけたかな
でもまだあなたは私の気持ち気づいてくれない
気づいて欲しいこの「5センチ」


たとえどれだけ離れていても
あなたに憧れる強さは変わらないよ
いつか必ず気づかせてあげるから
愛しいと思わせてあげるこの「5センチ」を