00:34 深い傷だらけのキノコがひとつ、森のなかに転がっていた。 赤い猛毒の斑点の傘に、おざなりのように生えた手足
00:53 ここはどこ?と問いかけても、声にならずに 1:02 そうだ、わたしの守るべき民とつわものたちは
01:10 応えるものもなく1:16 身をさいなむのは屈辱の記憶 守りきれなかったものたち
01:25 墜ちて燃える廃城(しろ)の、最後のトーチカで、うつろに聞いた祈り
01:35 愛姫(ひめ)に祝福あれ
【間奏】
01:54 癒しきれぬ傷を背負ったキノコがひとつ、森の中に座っていた。 つぶらな瞳に映るのはただ霧の冷たさだけ
02:11 わたしはなぜ?と問いかけても、言葉にならずに 2:20 そうだ、はやくつたえねばと、立ち上がりきれずに
02:29 あえなく泥を噛む 心を焼くのは将としての不覚 いまわの配下の忠誠心
02:43 斃れたトゥレをかばって 血路をひらいた 部下たちの言葉
02:53 愛姫(ひめ)を頼むぞ
【間奏】
03:13 惑いの森の濃霧(きり)はキノコの身には甘く、やがて歩く力を得てすっくとたちあがる
03:32 その身はちいさく、美女の面影は消えて ただのキノコになりはてても
03:40 愛された記憶 誠を尽くされた責務 すべてが彼女の背を押す。
03:49 たとえ剣すら持てず 声すら出せなくても、なすべきはなす それがLord
03:57 この身に甘い霧と 安全という名の牢獄に 背を向けて
04:06 まだらの赤い傘と 丸い手足のキノコが ひとの街へと
04:15 帰るすべを求めて 戻るすべを求めて 今旅立つ
   キノコ姫(ひめ)に祝福あれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

プリンセス・マタンゴ

http://piapro.jp/content/oc8jfafmdik6t2pfのヒガタさんの綺麗な曲に
自分が昔作った小説のネタを重ねてみました。
【瀕死の傷を負い、キノコ化【人の致命傷はキノコにとってはそうじゃない】の呪いとともに異界に送られた戦姫トゥレのイメージで】
変更前に、バックグラウンドをw

閲覧数:215

投稿日:2008/06/28 18:28:44

文字数:709文字

カテゴリ:歌詞

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