六花に偲ぶれば


「違えた時代を悲しみもせず 
咲き尽くさば真となり…」
吹き荒ぶ 雪に抱かれ 
さんざめく 風と諸共に

白銀の海割りて芽吹いた
小さな脆く頼りない一輪の灯
季節違えて咲く花の頭上には
降り頻る雪の白 紅より朱き夜月
病み世に生まれ 悩み夜露を流す
拒み続けるか 或いは楽になろうか
心 杜絶えて啼く花の眼に映るは
踏み分けた雪の道 微か残る足跡

誰が誰に昂然と責めを負わせて
何時も何時も誰かが誰かに縛られる
どうかどうか思う儘に種を飛ばして
新しい日々を創る風に乗れ

喩え其れが或の老騎士の様に
風車に戦いを挑む事だとしても
虚に輝く永久と成るなら
刹那の時代の閃きで良い


白銀の海割りて芽生えた
小さな だけど誰より強く優しい灯
季節を超えて咲く花に聞こえるのは
降り注ぐ光の音 確かに鳴る足音

誰も彼も此の道を嘘とは為せず
何時か何時か必ず叫びは木霊する
どうかどうか想い遂げて散る其の日迄
新しい日々を包む風に成れ

喩え今が木枯しに 唯揺れて
祈る事しか出来ぬ時代だとしても
嘘に輝く永久と成るなら 刹那の時代の煌きで良い

雪原に早咲いた雪割りの其の花に
いのち
と云う名を付けて明日への想い咲かす

喩え其れが或の道化師の様に
喜劇の果てに意味を隠すのならば
止まない雪すら受け入れられるのか

刹那の時代を生きて 共に居るなら
喩え其れが或の老騎士の様に
風車に戦いを挑む事だとしても
散り去り逝くその時に笑顔見せて
刹那の時代の閃きと成れ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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【神威がくぽ】六花に偲ぶれば【オリジナル】

「六花に偲ぶれば」の歌詞です!

閲覧数:234

投稿日:2014/01/29 04:21:11

文字数:660文字

カテゴリ:歌詞

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