雨が 枯れ葉を 濡らしながら
冬を 静かに 運んでくるころに
ひとり 飛べない 渡り鳥は
友が去る空 震えて見上げてる
あがいても 遥か遠くで響く
彼らの声には 近づけず
傷ついた 羽根では もう二度と
温かい あの場所へは帰れぬ
雨よ高く降れ
心食らう 涙降らす影よりも 高く
たったひとりでも 生きると決めた
たったひとつでも 温もり 触れたら
雨が 温もり 奪いながら
時を 密かに 語ってくるように
ひとり 悟った 渡り鳥は
騒ぐ雨粒 黙って見つめてる
悔しくて 冷えた水面を叩く
曇った空には 羽ばたけず
凍てついた 羽根でも もう一度
懐かしき この想いは帰りぬ
雨よ高く降れ
心揺らす 過去を写す影よりも 高く
たったひとりでも 生きると決めた
たったひとつでも 居場所が あれば
雨よ高く降れ
心食らう 涙降らす影よりも 高く
たったひとりでも 生きると決めた
たったひとつでも 温もり 触れたら
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