思い出したって 何にもならないし
王子様もお姫様もいない世界
どんでん返しも 嘲笑い遠ざかり
ざまあみろが宙に浮く日

どうしようもなく涙が出てしまい
疲れのせいにした午前一時
足伸びきらない狭い浴槽に
沈んだ身体 浮力の原理

目を澄まして 耳を利かせて
人混みの中を泳ぐから
誰かの端っこ 無表情で 行き去っていく魚として

ギシギシ 肺の働き 火曜みたいな月曜日
シグナル ぼんやり眺め 渇いたコンタクトレンズ
チクタク 倍のテンポで 地球は回っている
エナジー 延命措置も ゴミみたい 今日が終わる

流し込んだ褐色の液体に
無理やり心臓を回していく発条
手を離したら ひび割れる陶器
白んでいく地方都市

汚れ物が溜まっていく末に
追いつかない時計の針 やはり
シャワーを浴びて 一つのため息
諦めだけ 不老不死

手が重くて 足を尽くして
それに呑まれない 一心で
羽は無くていい 堕ち潜ってもいいから
生きたまま 進め この日々を

バーニング バーニング その出口で 線香燃やすだけの死骸
バタバタ 同じ顔でも 僕はまだ捨てたもんじゃ無い

ギシギシ 胸のざわめき 無理やり回せ発条を
そのまま ぼんやり眺め 繰り返す また明日

ギシギシ 五臓六腑で 地球に乗って回る
白々 夜が明けるも 時計は止まったまま
バタバタ 潜んだ姿 脚がもつれないよう
エナジー 吹き溜りから 正解を祈ってる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アンダーグラウンド

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投稿日:2021/01/19 16:21:47

文字数:603文字

カテゴリ:歌詞

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