赤い実を食べたものは、呪われる。

これは“この世界”で昔から伝わる伝説。
少女ーグミは、興味本意で赤い実に手を伸ばした。

(これが呪いの赤い実?随分とおいしそうだけどなぁ…)
おばあちゃんの厳しい言いつけ。
ー赤い実は、絶対に食べてはいけないよ。
しかし、目の前にこんなにも美味しそうな実があると、かじらずにはいられなかった。

…しゃり

「!!」

口の中に、甘い蜜がひろがる。
何しろ、甘い。
「美味しい!!こんなに美味しい実が、呪われた実な訳ないわ!ふふっ、おばあちゃんにもあげよっと。」
グミは、カゴ一杯に赤い実を詰めた。

「ただいまー!」
「おかえり、グミ…!!」
私のカゴを見た途端、おばあちゃんの顔色が変わった。
「グミ…赤い果実は呪われていると何回あなたに言ったことか…」
「だって、こんなに美味しい実、食べなきゃ損だよ!」
おばあちゃんはさらに顔色を悪くした。
「食べたの…かい?」

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林檎売りの泡沫少女1

閲覧数:192

投稿日:2012/12/22 01:45:34

文字数:404文字

カテゴリ:小説

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