願って 願って 願った
僕らは 罪だけが残った

美しく 飛び去る鳥の
羽がふわり 夜空に舞った

揺らいだ視界は 今日もまた
狂った時計のようだった

風が吹くと 目を細める
君の癖が 移っていた

緊く縛った心が 絡み合う
記憶は遠くなったのに 痛みだけが
離れた時を見せつけ 散ってゆく
花弁が 僕に 口づけた

君の存在が今 僕を癒しているのに
瞳に 映るは 上弦の月
星が全て消えたなら 君を見つけられるかな
光は 君だけ 後は闇でいい



祈って 祈って 祈った
僕らは 罪さえ忘れた

美しく 溶け合う蝋が
新たな炎を灯した

君は今 空を見上げて
鵲の橋にいるだろう

罅割れた ふたつの石が
出逢い「星合いの空」となる

ひとつになった体が すれ違う
永かった日々なんて もう 取り戻せない
いつか二人で感じた 雨の香は
思い出さえ 流していくだけ

君の声しか響かない世界で君の声だけ
聞こえない 涙も 拭えない距離
君の中にいる僕が 僕の中の君ほどに
心を埋めていなければいいのに



契って 契って 契った
僕らは 罪しかなかった

美しく 飛び去る鳥の
羽だけが ふわり 残った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

星合いの空

閲覧数:199

投稿日:2012/07/05 10:48:43

文字数:504文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました