遠くからさ
　眺めてはね
　指をさして
　笑うのね

　私だけが
　差別される
　どうしてなの
　少しだけ普通とは
　違うだけで

　聞こえる音
　見えてるもの
　「お前は変」
　言わないで

　笑い方も
　話し方も
　歩き方も
　おかしいというやつに
　殺されそう


　蔑んで
　見下してる
　あなたとも
　変わりがないのに


　だから
　許さない
　なにもかも
　奪ったやつらを

　一度でも
　うまくできない

　いつも
　立場とか
　数だけで
　世の中は決まる

　いなくても
　世界は回る

　私だけ置き去り
　世界を許さない


　うまくできず
　おどおどする
　私を見て
　嘲笑う

　これくらいは
　できるでしょう
　多数のため
　作られてる普通を
　許さないわ


　壊したい
　歪む世界
　気づけない
　おんなじ人間

　
　なのに
　劣っている
　不良品
　そう呼ばれるの

　避けれない
　奇異な眼差し

　どこも
　下を見て
　ほっとしてる
　そんなやつばかり

　醜いと
　嘲るやつら

　それこそ醜いと
　燃えるような叫び

　吐いて
　蔑むな
　見下すな
　怒りをぶつけても

　お前らは
　嘲るだけ

　いつか
　壊れると
　理解れると
　期待したけれど

　軽蔑し
　決めつけるから

　醜いおまえらは
　早く消えてしまえ


　とおくからさ
　ながめてはね
　ゆびをさして
　わらうのね

　わたしだけが
　さべつされる
　どうしてなの
　すこしだけふつうとは
　ちがうだけで


　きこえるおと
　みえてるもの
　「おまえはへん」
　いわないで

　わらいかたも
　はなしかたも
　あるきかたも
　おかしいというやつに
　ころされそう

　さげすんで
　みくだしてる
　あなたとも
　かわりがないのに


　だから
　ゆるさない
　なにもかも
　うばったやつらを

　いちどでも
　うまくできない

　いつも
　たちばとか
　かずだけで
　よのなかはきまる

　いなくても
　せかいはまわる

　わたしだけおきざり
　せかいをゆるさない


　うまくできず
　おどおどする
　わたしをみて
　あざわらう

　これくらいは
　できるでしょう
　たすうのため
　つくられてるふつうを
　ゆるさないわ

　こわしたい
　ゆがむせかい
　きづけない
　おんなじにんげん


　なのに
　おとっている
　ふりょうひん
　そうよばれているの

　さけれない
　きいなまなざし

　どこも
　したをみて
　ほっとする
　そんなやつばかり

　みにくいと
　あざけるやつら

　それこそみにくいと
　もえるようなさけび

　はいて
　さげすむな
　みくだすな
　いかりをぶつけても

　おまえらは
　あざけるだけ

　いつか
　こわれると
　わかれると
　きたいしたけれど

　けいべつし
　きめつけるから

　みにくいおまえらは
　はやくきえてしまえ