唄声は、嵐を呼ぶ
そして
風を、操る
手に、オエナイ 竜巻の響きもあれば
手に、収めた 順風のウネりもあるさ

その砂浜に、気付くべきだった
それは、“陸の魔女”の島
悪魔どもが、蠢き
金髪の少女を、連れ去っていく

風に乗り 風を操り
それでも ヤツらは
キリなき 連れ去り
手の届くところに、彼女は、いるのに
囚われ、泣いているのが、見えているのに

人魚(マーマン)は、嵐の唄
そして
風の、調(しらべ)を
もう、ノレない 竜巻の轟き、あれば
イマ、ノリノリ 上昇の気流もあるさ

その陸地だけ、避けるべきだった
それは、“陸の魔女”のシマ
手下どもが、槍持ち
翠眼(すいがん)の少女を、持ち去っていく

魚たちが言う
「無茶だよ」「無理だよ」
「生きて帰って来れないよ」
それでも
ボクの所為だ
いや、カンケーないんだ....
「生きて帰って来れなくとも」
あの少女のためなら、きっと

風に乗り 風を操り
それでも ヤツらは
キリなき 連れ去り
手の届くところに、彼女は、いるから
囚われ、泣いているのが、見えているから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

人魚と、翠眼の少女と、魔女の島

作曲者募集。

※タイトルの
“人魚”は、マーマン
“翠眼”は、すいがん
と、読みます




『THE LITTLE MERMAN』#3

閲覧数:70

投稿日:2023/03/16 10:05:08

文字数:465文字

カテゴリ:歌詞

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