何を畏れているのです
こんな明るい路地裏を
皆一様にきゃらきゃらと
笑(わろ)うているではありゃせんか


他人(ひと)の腹中(はらなか)覗くなら
寝ている夜中が宜しかろ
蠢く黒い蟲たちが
這いずり回って見えるから


げに恐ろしは人の業(ごう)
アヤカシなんぞは如何(いか)程か
喰うに喰われぬ闇なれば
溺れ往くのも瞬きか


何を畏れているのです
こんな愉しい火葬場を
皆一様にからからと
笑うているではありゃせんか


他人に腹中見せぬなら
土に埋もれるが宜しかろ
蠢く黒い蟲たちが
すべて眠ってしまうから


げに愉快なるは人の性(さが)
ケダモノなんぞは如何程か
隠すに隠せぬモノなれば
喰らい付くのも瞬きか


隠し 騙し 黙り
暴き 屠(ほふ)り 喰らい
人は誰も彼も
汚く生きているのです


清く正しく美しくなど
生きられようもありません


げに哀しきは人の世の
汚さ醜さなのでしょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

畏怖

またもやぐっだぐだ。
人間の本質ってこんなもんじゃないかなーと思いながら書きました。

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投稿日:2009/07/12 01:41:42

文字数:403文字

カテゴリ:歌詞

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