いつもと同じ制服<ふく>を着て
いつもと同じ通学路<みち>を歩く
けれどなにか違う。
それは卒業<終わり>の日。
ワイシャツにアイロンがかかって、
寝癖なんてない綺麗な髪で。
僕らは新しい道を歩く。
いつの間にか式も始まって
長い校長の話を聞く。
去年も聞いたはずのセリフに
なぜたか涙が出た。
君達に出逢えた、そんな奇跡が
僕には嬉しかった。
君達の仲間でいれて
本当によかったんだ。
まぁそんな恥ずかしいことは
言えるはずもないけど。
他の人には普通の日。
けれど僕等には
大切な
終わりで始まりの日だ。
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