渦巻く息の中
流れる果ての歌
落ちて揺れる
いかに鋭く
靡く初動
触れる見性
基層
位相
奥歯を鳴らす
肩にかけた六弦の罠
擦れる合図
鉄の温度に起して爆ぜる
斥と干渉
逆に動く折れ曲がるまま踊る足が弾け散るまで
未知と影を重ねた肌に時を止めて吐いた灰色
映る雲に突き抜けすぎた巡る針に追われて響く
棘を纏う意識の揺らぎ
胸を駆ける責と扇情
違う言を走らせるまま息の合わぬ音色を歌う
進め
空は溢れる
続け
夜を越えて駆けて
眠れぬ今もまだ向き合う不死の歌
落ちた底に横切る風は
裂けて緋色
溶けて藍色
排他
連鎖
遷ろう風に
夢想
流浪
不穏を隠す
見上げ過ぎたどれだけの空
忘れ消えたどれだけの歌
歩く跡を省みぬまま望む先を景色と化して
揺れる
今は戻れぬ
歌う僕を望め
進め
空は溢れる
続け
夜を越えて駆けて
高く跳ねて
以遠
紫煙
真上で笑う
咲いて満ちて淀む炎上
過ぎて逸して失くしたものを切れた指で探して綴る
命
歪
結末の夢
どこに行けば終わりが見える
渇く夜に抱かれたまま今も見えぬ彼方を照らして
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