「月光の誓い」
A
それはまるで鈴の音
転がるように運命ふたつ
おそるおそる触れたら
そのぬくもりはあたたかいんだ
B
欠けている月に僕はゆるされて
安寧のなか君のそばにいる
S
ふたりとめどなく
降る星を抱いて
静かその夜に
語らいを灯す
揺れて重なった
影たちが微笑う
静かその夜に
あどけない僕ら
A
風のすきま寄り添い
雲に隠れて幸せふたつ
永遠(とわ)を願う傍ら
淡い明かりが優しく照らす
B
満ちていく月が僕を包むから
君の瞳から僕がいなくなる
S
欠片こぼれだす
散る星のしたで
僕が手離した
大切な時間
滲む境目で
確かめた温度
君に手渡した
小さなさよなら
C
瞬(またた)きがみえなくなって
想いは募るばかり
ただ君に ただ逢いたくて
想いを星にこめた
S
もしも君の手が
僕をなでるなら
いつかあの夜は
また巡るだろう
この牙と爪は
すべてを守るよ
いつかこの夜を
愛しさで紡ごう
S
星の囁きを
君だけに贈る
静かこの夜は
ふたりきりだから
僕のなにもかも
愛にして誓う
静かこの夜に
心を結んで
アウトロ
月を愛でる影たち
仲睦まじく異なるふたつ
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