この街には何もないはずなのだけど宝物が隠されてるらしい
集まるのはどれも胡散臭い奴ら 夜も昼も変わらず探してる
焼け付いた陽射し 凍える北風 奴らをイジメて笑ってる
一年が過ぎて何も見つからず 奴らのイライラも限界

やけ酒飲んでる奴らを ひとりひとり連れ去る影
気づいたときには遅かった 雨が降り出した

騙される奴が悪いのさあはは 金に目が眩んだ奴の末路
歌えや騒げや それも今だけさ 知らぬ間に足元すくわれてる
明日になりゃみんな消えてるさ 何もない街へとひと戻りさ
そして太陽もニコニコ笑うさ 無数の魂よさようならね

ひとりの旅人がこの街に降り立つ 宝物の噂を聞きつける
お金には興味があんまりないけれど 謎解きは好きなんだ挑もうか
街に散らばった謎の欠片たち丹念に見つけて並べる
浮かび上がるのはひとつの道筋 この先に宝はあるはず

道なき道へ踏み込んだ トゲつく草をかき分けて
ついに辿り着くそこには大木がどしりと

本当のことは誰も知らないよ 聡明な旅人の消えた先は
あの山の向こう? あの海の向こう? 音も気配もなく消えていたよ
秋が来たらみんな気づくだろ 旅人の名前も知らないこと
ここにいたのかもあやふやなんだよ 同じ夢見ていただけなのかな

宝物は何なのかな 君の心だとか馬鹿を言うな
この世界にただひとつの美しいものだと呟いた

騙される奴が悪いのさあはは 金に目が眩んだ奴の末路
歌えや騒げや それも今だけさ 知らぬ間に足元すくわれてる
明日になりゃみんな消えてるさ 何もない街へとひと戻りさ
そして太陽もニコニコ笑うさ 無数の魂よさようならね

「宝物なんてあるわきゃないのさ」うそぶく奴らには見えないもの
光り輝いた大切なそれを胸元に隠して消えていった
悪魔の声 天使の囁き どちらも嘘つきさ捨ててしまえ
きらきらきらめく それだけが確か 何もない街などさようならね

本当のことなど誰も知らない

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  • 非営利目的に限ります
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本当のことなど

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投稿日:2019/02/24 01:26:31

文字数:814文字

カテゴリ:歌詞

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