少し不釣り合いだった僕たちが
いつか手を繋ぎ合うことなどないのだろうと
少し不釣り合いな僕たちの
ぴったり釣り合う分だけ不釣り合いだ
世界には数多の歌があって
「君」を詠った歌が五万とあって
でもどの歌にも君はいないでしょう?
君を詠えるのは僕だけだ
きっと1番最初から君が好きでした
君が初めて僕の名前を読んだ時から好きでした
ずっとずっと大好きだった
君が笑う時 悩む時 泣く時 なんでもない時
僕が隣にいたいと願ったんだ
僕が君の1番でいたかった
少し不釣り合いだった僕たちに
いつかこれに名をつけることなどないのだろうと
少し不釣り合いな僕たちの
ぴったり“お似合い”な部分こそ不釣り合いだ
世界中のどんな歌にだって
「君」を詠ったどんな歌にだって
そのどの歌にも君を閉じ込めたくない
君を詠えるのは僕だけだ
きっと1番最後から君が好きじゃなかった
君が最後に僕に連絡した時まで好きじゃなかった
ずっとずっと好きなんかじゃなかった
君が笑う時 悩む時 泣く時 なんでもない時
僕が隣にいたいとは願ったんだ
僕は君の1番でいたいだけ
2人とも間違えていた
2人とも何一つ間違えていなかった
だけど僕を許してくれますか?
許しを請うことは許されますか?
少しだけ不釣り合いだった君よ
きっと1番最初から君が好きでした
きっと初めから終わりまで君のことなんか好きじゃなかった
ずっとずっと隣にいたかった
君が笑う時 悩む時 泣く時 なんでもない時
僕が隣にいたいと願ったんだ
僕は君の1番でいたかった
世界中の数多の歌にだって
「君」を詠った五万の歌にだって
そのどの歌にも君はいないから
君を詠えるのは僕だけ
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