『…1つ、面白い思考実験をしてみようか。
君の目の前にいるあたしは、実は、心を持たないゾンビなんだ。
こうして話しているのも、表情があるのも、心があるからじゃなくて、
単にそう脳内でプログラムされているだけ。
…それで、君は、あたしに心があるということを、証明できる?』
独我待っている
毒が回っている
毒蛾舞っている
独が待っている
分かんないな 分かれないな あなたのこと きみらのこと
わたしのこと 分かろうとしないの 同じだよね 変わらないね
理解無いな 和解無いな あなたたちと わたしたちは
此方こそが 正しいと宣う ソリプシスト ソリプシスト
『君自身に心があることは、君自身が証明できる。
でも、君はあたしに心があるかどうか、絶対に確認できない。
君はあたしの心を感じられないのだから。
つまり、君は、君以外の存在に、
心があるということを証明することはできない』
『この世の中は、君だけのために存在していて、
周りの人間は、君の人生に干渉する、単なるCPU。
すなわち、周りの人間に心がないということは、
君の思うがままに振舞っても、誰の心も傷つかないということ。
だって、君以外の人間は心を持たないんだから!』
独我待っている
毒が回っている
毒蛾舞っている
独が待っている
それは違っている
それは知っている
それは死んでいる
だから死んでいく
分かんないな 分かれないな そのまんまで 許してくれ
わたしのこと 分かろうとしないの だめだよね そうだよね…
理解無いな 和解無いな そのまんまで 済ましてくれ
此方こそが 正しいと思えたら… I wanna be a solipsist.
「昔、どこかの哲学者が、そのようなくだらない与太話をしていた。
そんなソリプシズムが通用するのなら、
世の中にこんな92(苦痛)が蔓延ることはなかったはず。
本当に、全ての人間が心を持っていなければな…」と、
取り留めのない妄想をする日々である。
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