
[Aメロ]
罪もないまま 壊された 雪の国は
姿変われど 同じ地に そっと息づいていた
[Bメロ]
草の折れた陰から 常緑樹の枝から 顔を見せた
かつて 国民だった 白い鹿とフクロウ
なんでもない素振りで 憲兵から隠した 獣道に
姫の面影残す 兎飛び込んでゆく
[Cメロ]
駆ける坂道 足音をくぐり抜ける
何を措いても その日まで 生き延びてゆかねば
影を欺く 枯れ草が刺さろうとも
涙 凍らせ 飛び越える 再興のその日まで
[Bメロ]
魔法石を手にした 雪煙にかすんだ 人の影は
刹那 呪いが解けた 青いドレスの少女
微かにだが確かに 薄氷を踏む音 響き渡り
淡い姿が溶けて 姫は兎に戻る
[Cメロ]
登る岩肌 疑いの視線避ける
いつか失くした あの日々を 取り返さなければ
白い毛並みを 泥の中 汚そうとも
誇り 濡らさず 立ち上がる 復活を果たすまで
[Aメロ]
澄んだ欠片は 青空に雪を降らせ
消えた時間が またひとつ 輝きを取り戻す
[Cメロ]
抜ける雪原 降りかかるつぶて躱す
皆も 私も 憧れた故郷に戻さねば
たとえ 大きな山火事が起ころうとも
雪はいつでも降り積もる 止めることは出来ない
[Aメロ]
罪もないまま 壊された 雪の国は
時を待たずに 復活の時を迎えるだろう
〔平仮名〕
[Aメロ]
つみもないまま こわされた ゆきのくには
すがたかわれど おなじちに そっといきづいていた
[Bメロ]
くさのおれたかげから じょうりょくじゅのえだから かおをみせた
かつて こくみんだった しろいしかとふくろう
なんでもないそぶりで けんぺいからかくした けものみちに
ひめのおもかげのこす うさぎとびこんでゆく
[Cメロ]
かけるさかみち あしおとをくぐりぬける
なにをおいても そのひまで いきのびてゆかねば
かげをあざむく かれくさがささろうとも
なみだ こおらせ とびこえる さいこうのそのひまで
[Bメロ]
まほうせきをてにした ゆきけむりにかすんだ ひとのかげは
せつな のろいがとけた あおいどれすのしょうじょ
かすかにだがたしかに うすごおりをふむおと ひびきわたり
あわいすがたがとけて ひめはうさぎにもどる
[Cメロ]
のぼるいわはだ うたがいのしせんさける
いつかなくした あのひびを とりかえさなければ
しろいけなみを どろのなか よごそうとも
ほこり ぬらさず たちあがる ふっかつをはたすまで
[Aメロ]
すんだかけらは あおぞらにゆきをふらせ
きえたじかんが またひとつ かがやきをとりもどす
[Cメロ]
ぬけるせつげん ふりかかるつぶてかわす
みなも わたしも あこがれたこきょうにもどさねば
たとえ おおきなやまかじがおころうとも
ゆきはいつでもふりつもる とめることはできない
[Aメロ]
つみもないまま こわされた ゆきのくには
ときをまたずに ふっかつのときをむかえるだろう
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