ただ息をしている事にも疲れた
叶いもしない夢ばかりを空に描いている

揺られる電車の扉の窓から
流れていく街並みを見ていた
代わり映えのない風景に紛れて
虚ろな顔をした自分が映っていた

跡が残るくらい積み重なる劣等感
人並みにもなれない僕が嫌いだ

色褪せた空に夕景が浮かぶ
何もできず闇の淵に唯落ちていくんだ
どれだけの日々が僕を追い越しても
空っぽな僕のまま 何一つ変わらないまま

煩わしいなと思い続けていた
痂を触りすぎたせいかな
胸の裏側が未だに痛むんだ
翳を孕む笑顔ばかりが上手くなった

並べられる事にもそろそろ慣れてきた
何がしたいのかもわからないな

ただ息をしている事にも疲れた
叶いもしない夢ばかりを空に並べている
何もないような透明な僕だ
生き方も忘れたんだ　何もわからないんだよ

もういいんだろ？ もういいだろ
もういいんだよ
もういいだろ もういいだろ
もういいんだろ なぁ
もういいんだよ もういいんだよ
もういいんだよ いいんだよ

何もできないまま 一日が終わる
逃げる事で傷付かないように生きてきたんだ
人並みにもなれない透明な僕は
変わらずにこのままなのかな

色褪せた空に夕景が浮かぶ
何もできず闇の淵に唯落ちていくんだ
どれだけの日々が僕を追い越しても
空っぽな僕のまま 何一つ変わらないまま