夢までも

胸を突くあの日の風
離れて染まってく二つの影
嘘もつけず不器用なまま
繰り返す さよなら
夢を追う
あなたこの町旅立つ
ふぞろいな心だけ先立たず
こぼれるほど名前を呼べば
にじむ景色変わらない
歌が聞こえる
動き始めた時間
止めるには遅すぎて
捨ててゆく強さだなんて
私にはないから
選んだ道
萌える先あずき色
振り返るばかりの
今がいいの
届かぬ声まだ寒い空
季節ごと さよなら
夢を追う
あなたこの町は見えず
すれ違う日々に涙が二つ
こぼれるほど名前を呼べば
あの日言えぬ言葉まで
空に返して
時は流れ
人の愛も消え去っても
残るものあるというならば
私にください
変わらないことの
強さとはかなさ
変わっていくことの
勇気と罰
すべて胸に受け止められる
あなたが好きだった
赤茶色した私の心まで
捨て去ってよこの町の片隅へ
揺れる視界言葉にならず
遠くあの歌が響くよ
季節変わっても
心は永遠に絶えない
前を向いてあの頃よりも
私強くなるから
ありがとう
戻らない時に告げる
変わらなく今でも
覚えてます
胸に残るあの歌声が
今も私に響いてる
さよなら