凍ってゆく雨が傘を弾くから 誰かに
胸の音を聞かれた気がしてた
黙って瞑っていい 繋ぎとめていた温もり
首を絞めてゆくように 手繰り絡めた糸は
赤く肌に滲んだ

時間は私をすり減らし遊ぶ
手放す夢まで道連れに嗤う
遠くで貴方が泣いているような
声がしたのは幻かな

winter rain 奪い続けた季節が 今更 苦しい
今だって 雲に隠れた星の空 見上げてる
winter rain 肩に染みこむ事実が余計に冷たい
このまま冷えてゆくなら せめて涙は雪になれ


鈍った黒い影 選んだ生き方と 引き換え
濁る氷 本当は気づいてた
願って弱くていい 貴方じゃない場所 どこかへ
漏れた雫が光り 魅せた次の景色に
息も出来ず震えた

癒えない傷でも 赦されて欲しい
春まで待てずに 枯れてゆく花に
遠くで貴方が泣いているような
声がしたのは幻なんだ

winter rain 想い続けた記憶が 今更 愛しい
寄り添って 冷めた孤独を重ねた手 忘れない
winter rain 濡れたつま先 痺れる両手で包んで
このまま溶けてゆくから せめて静かな雪よ降れ



----ひらがな----

こおってゆくあめが かさをはじくから
だれかに むねのおとをきかれたきがしてた

だまってつぶっていい つなぎとめていた
ぬくもり
くびをしめてゆくよに たぐりからめたいとは
あかくはだににじんだ

じかんは わたしを すりへらしあそぶ
てばなす ゆめまで みちづれにわらう
とおくで あなたが ないているような
こえがしたのはまぼろしかな

ウィンターレイン うばいつづけた
きせつが いまさら くるしい
いまだって くもにかくれた
ほしのそらみあげてる
ウィンターレイン かたにしみこむ
じじつが よけいに つめたい
このまま ひえてゆくなら
せめてなみだは ゆきになれ

にぶったくろいかげ えらんだいきかたと
ひきかえ
にごるこおり ほんとはきづいてた
ねがってよわくていい あなたじゃないばしょ
どこかへ
もれたしずくがひかり みせたつぎのけしきに
いきもできずふるえた

いえない きずでも ゆるされてほしい
はるまで まてずに かれてゆくはなに
とおくで あなたが ないているような
こえがしたのはまぼろしなんだ

ウィンターレイン おもいつづけた
きおくが いまさら いとしい
よりそって さめたこどくを かさねたて
わすれない
ウィンターレイン ぬれたつまさき
しびれる りょうてで つつんで
このまま とけてゆくから
せめてしずかな ゆきよふれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

winter rain

『winter rain』
music by しーでんでん

閲覧数:536

投稿日:2015/09/11 22:21:11

文字数:1,076文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました