和音が有紗のボーカロイドになってから一週間が経つ。
そんなある日。
「ん…?」
体に重い何かが覆い被さっているのに気付き、目を開ける。
「おはよ、マスター」
「アカイト?」
アカイトが有紗の上に馬乗りしている。
「寝惚けてるの?可愛いね」
「アカイト…何か喋り方オカシイよ?」
「気のせいだよ?」
「そう?」
アカイトの顔が近付いて――…。
「おいマスター、いつまで寝てる…」
「…え?アカイト!?」
扉を乱暴に開けてアカイトが入って来た。
「チッ。邪魔しないでくれない?」
アカイトの姿がブレて、和音の姿になる。
「…は?」
有紗の目が点になっている。
「和音…良い度胸してんじゃねぇか」
「コピーされるアンタが悪い♪」
嘲笑う。
「え…?は?和音って化ける能力なの?」
有紗は戸惑いつつ、聞く。
「そうなの♪マスターに悪戯しようと思って」
「ひゃあ!!?」
和音は有紗に抱きつく。
「表に出ろ」
「…ははーん。なるほど、なるほどぉ…。嫌ぁ♪」
「だぁあ!ムカツク!!」
「にゃははー☆」
アカイトは殴りや蹴りなどを繰り出すが、全てかわされる。
「…和音ってあんなキャラなのね」
朝から賑やかだな、と呆れるマスター、有紗であった。
新しい物語___ちょっとした休息
和音は独占欲強いし、悪戯大好きっ子←
でも、超戦力になるw
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