一、 
八月 快晴の空 静かな一刻
いつもと変わらぬ朝が 始まると信じてた...

行きかう笑顔 はしゃぐ幼な子の声
飛ばしたシャボンの行方 ずっと追いかけてたね

庭に揺れる 夾竹桃が 甘く香っている
悲しい閃光 知る由もなく 
風に その身ゆだね


二、
遠い空 舞い降りて来る 鉛色の船
一瞬に全てのカタチ この世から消し去った...

声にならない 地獄絵図の中で
それでも希望を信じ 高くその手伸ばして

赤く燃える 戦火の嘆き 記憶はるか過去
葉月の悪夢 忘れぬように
受け 継いでゆこう


風に揺れる 夾竹桃が みどり色の中で
消えた命 悼みながら
そっと息づいてく

庭に揺れる 夾竹桃が 甘く香っている
いまも続く この悲しみは
語り 継がれてゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【附曲募集】夏の記憶

【和モノ歌詞】【附曲募集中】


第二次世界大戦末期の1945年8月6日
午前8時15分にアメリカ軍が日本の広島市に対して
核兵器を投下した当日の風景を感じながら
忘れてはいけない事とし制作した作品です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

夾竹桃は、公害に強いという性質があるので
千葉市、尼崎市、広島市、鹿児島市などの
市町村の花に指定されています。

原爆が落ちたあと、広島で最初に花を咲かせた
植物が夾竹桃だったことから、復興のシンボルとされました。

閲覧数:33

投稿日:2020/06/10 12:20:13

文字数:335文字

カテゴリ:歌詞

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