A1

明日を願った僕の祈り
その可笑しさに名を付けよう

塞ぐみたいな闇の後で
溶かす温度に名を付けよう

A2

透明な春 遠い場所で
名前も捨てた君を見たの

「残る足跡 心も全て
忘れないよ(う)に言葉にさせて」

そんなことも言えたら

S

言葉だけ溢れたこの世界で
何も持たず彷徨った
君に似合う言葉を探しては
どれだけ捨ててきたろう

A3

入り組んだ道 辿りながら
知らない場所に声を探す

遊ぶ雲のように浮かべては
傍らの碑(ひ)に君を綴る

B

このまま 僕の手で君の思い出を
世界に彫り刻みながら歩いていくのさ

掠れていく前に

S'

きっと名前が(あ)るから 君を知って
名前がないから 見えないんだろうな

SS

君の形を確かめたいから 僕が名前をつけたい
君が生きた道を飾るために
これからまた旅に出るよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Pilgrimages

"形のない君が形を持つように、僕が君に名前をつけよう。"

ichikiさんの依頼で書いた詩です。

閲覧数:140

投稿日:2018/08/18 17:29:31

文字数:372文字

カテゴリ:歌詞

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