向こう側に 求めた
信号待ちの ときめきは
点滅して始まる フィクションの劇

振り絞って 放した
すれ違いの 微笑みも
日常に 色を つけるだけ

さりげない アプローチで 繰り出した セリフも
取り澄ました 君に 届きはしない
百歩 下がって 測り直す 毎日は
ため息で 回転してる ルーレット

ポーカーフェイスを 崩す問いは 的外れで
アンティークな 期待だけ 変わらずに 続いてる  
色めく 答えを いつもいつも 待ち望んでいるけど
シグナルは まだ


変わらない 距離感
演出を 変えてさえ
訪れた 舞台に チャンスを繋ぐ

躓(つまづ)いた 仕掛けも
気まぐれは 故意だけど
ありがちな 場面は 偶然よ

ワンテンポ 遅れた仕草 素顔を晒すの
加速した 景色に もう ブレーキはない
続ける かけひき 強引に 響かせて
まっすぐな 気持ちの 扉 開けるの

隠された リアリズムに 光 当てて 映しだして
向き合う意図に 気づいて欲しいだけ 逃げないで
揺らめく 気配は とてもとても 不確かな音だけど
シグナルを 打つ


不意を突いて 告白した 最後のステージ
曖昧に 飾った仮面 剥がすの
レールに添う 言葉の 貨物は 要らない
君 自身の ホンネが 欲しいだけよ

油断した振りで ほんの少し 騙されては
チェックメイト 全力で 求めるの 抱きしめて
君の重力に 触れて 秘めた シグナルを引き寄せるの
ときめいて

シナリオを越えて 渡す熱を確かめてく
対岸を結ぶ意味に 後は もう 気づくだけ
手にした 舞台は やっとやっと 待ち望んだものなの
シグナルの 中


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

after signal

まちすさんの曲
http://piapro.jp/t/MII_ に寄せて

曲から疾走感と力強さを感じつつ、
サスペンスのような焦燥感のイメージを持ちました。

解釈としては、学校もしくはオフィスで展開される片思いの話で、
気づいているのかどうか解らない少年に、少女がアプローチしていくストーリーとなってます。


不採用でしたが、公募された詞はとても素晴らしいものが沢山あって、納得の落選でした。
今回、とても難産で、イメージを浮かべるのが難しかったですが、結構、頑張れたかなぁと。その意味では公募に参加できてよかったなと思ってます。

後、まちすさんの詞に対する感性がかなりわかってきたのが収穫。造語表現やインパクトのある語彙や表現が重要かなぁと。そこら辺は、自分は不得意な部分なので厳しかったりするのですが、ただし、まちすさんの場合は大きな文脈としてもちゃんと見ている感じがするので、不得意な部分も含めてチャレンジしたいなと思いました。

閲覧数:297

投稿日:2013/01/10 01:18:23

文字数:701文字

カテゴリ:歌詞

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