暮れる夏の日
ひぐらしの声
風に涼んで
さらさらさらと
たそがれてる私に
一抹の不安が
ざわめく
夏の終わりの運ぶさみしさ
甘酸っぱく後に引く苦み
暑く輝く夏の日差しの
後の祭りの無常感
だってそうじゃん
せっかく夏だし遊びたくなるジャン
なんていい訳
聞いてくれないよね
伸びる影が語りかけてくる
あの時彼に一声だけでも
かけてあげてれば
こんな物語にも救いがあったのでは
潤む夕日に映るあの日々でも過ぎてしまったことだからと
つよがり捨てずに
私とあなたでつくる平行線
揺れる風鈴
入道雲
秋の虫たち
チリンチリチリンと
聞きながら頭の中
避けられない不安が
あせらす
夏の夕闇の運ぶ美しさ
せめて今だけは味わいたくて
迫る現実から逃げまどうように
灯る町に身を
投げ出して Ah
走り抜けるように
時間は過ぎて
高く弾けた打ち上げ花火の
後の祭りの無常感
だってそうじゃん
私のこと全然気遣ってくれなくて
なんて言い訳
聞いてくれないよね
伸びる影が語りかけてくる
あの時彼のことを少しでも
気にかけていれば
こんな手遅れにはならなかったのでは
ゆらぐ水面に映る泣き顔
でも過ぎてしまったことだからと
つよがり捨てずに
私と夏の課題平行線
だってそうじゃん
せっかく夏だし遊びたくなるジャン
なんていい訳
聞いてくれないよね
伸びる影が語りかけてくる
早いうちに手をつけていたら
後回しにしても
こんな手遅れにはならなかったのでは
潤む夕日に映るあの日々
でも過ぎてしまったことだからと
つよがり捨てずに
私とあなたでつくる平行線
半ば開き直りで
私の夏の課題平行線
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