まじまじと見つめてる部屋の中 君と僕
何回も見つめてる記憶の中 探してる
開かないタンスみたいに出てこない
足りないパズルみたいに分からない
実は全部夢だとか
驚かせるためだとか
言われてしまえば
それでよかったのに
あー「お前は誰?」その醜い顔で言うな
惨めになってしまうわ 僕は至って健康です
あー消えてしまえ 頭をかきむしった
心当たりのないまま 生きていくなんて結構です
うるさいと塞いでる部屋の中 君と僕
何回も唱えてる魔法の呪文 効き目なし
ドーナツの穴みたいに抜け落ちた
おもちゃの線路みたいに無理に繋げた
実に面白いことさ
小説より奇なること
それで生きられたら
これ以上はないのに
あー「お前は誰?」その苦しそうな目向けるな
無様に見えてしまうわ その作った笑い顔
あー消えてしまえ 声を荒げ叫んだ
ここに縛られたまま 生きているなんて言えるのか
実は全部夢だとか
驚かせるためだとか
言われてしまえば
それで覚めてしまえば
あー「お前は誰?」その醜い顔で言うな
惨めになってしまうわ 僕は至って健康です
あー消えてしまえ 頭をかきむしった
心当たりのないまま 生きていくなんて結構です
あー「お前なんて」そう言って振り上げた
拳が鏡に刺さって 砕け散る
姿が鏡で歪んで よく見えないよ
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