White Devil～白銀に染まる鐘～

始まりの振り子は　無邪気に揺れて　
響き渡る空へ消えて行く
再び戻る時　止まったままの
秒針を翳す光と共に　足跡を残して

瞼を閉じる影は　悲愴に満ちて　それでもと
問いかけるのは　僕が望んでいたからなんだよ

「君だけの為、僕の翼は風に揺れる」
褐色の肌に 君の温もりを感じるよ
それは黒い羽根に乗せた詩　天へ向かった

回廊を走った　君との記憶　
幼い僕は空も飛べなくて
汗ばむ素肌を晒していたよ　
木の下で神の御加護を信じ　君は微笑んだね

種族は違っていても　悪戯にこうして触れて　
僕らの理想の夢　手を伸ばして誓っていた　

「遠い昔の僕の願いを思い出した」
白銀に染まる鐘に　十字架を掲げるよ
空に消える罪の鎮魂歌　愛を求めた

悪魔の僕の心にも　降り積もる優しい音色の雪
気付かずにいた　褐色の君の腕に抱かれ眠っていたこと
僕の黒き翼よ　儚い今を教えて・・・

My feathers held the worn prayer
＜４：５６＞

2010年10月25日から再編曲しました。これは4曲目でした。

心優しき悪魔の少年を主人公にした歌です。
ボクの最も敬愛するイラストレーターの先生の絵をみていて、浮かんだものです。