時の間(ハザマ)

取り残され

紡ぐ命

記憶の監獄

消えないでと

君が流した

涙が今も

青い幻影と戯れ染まった指先の赤

鋭い牙と疼く鼓動が僕らを引き合わせた

昼と夜が交差するこの部屋で眠りたい

永遠(エイエン)の時にも疲れた

君を亡くしたあの日から

心が痛みを覚えてる

時の間(ハザマ)

取り残され

永久の命

時間の監獄

さようならと

君が笑った

あの日が今も

この胸を焦がし

僕は囚われたまま

赤い月影に浮かされ繰り返した欲得(ヨクトク)の日々

抗い君と紡ぐ一時が僕には優し過ぎた

愛と哀(アイ)が残されたこの柩(ヒツギ)で泣き続けた

永遠(エイエン)に帰らない安らぎ

けして帰らないあの日

体に温もり蘇る

時の刹那

通り行き過ぎ

紡ぐ調(シラベ)

記憶の監獄

愛してると

君が流した

真紅の香り

この口を滑り

僕は囚われたまま

流れる時が君を変える

記憶は曖昧な走馬灯のよう

思い出の美しさが放つ光

その灯(ヒ)で灰になれるなら

永劫(エイゴウ)

記憶の囚人となろう

愛の迷宮

取り残され

紡ぐ命

時間の監獄

消えないでと

君が流した

涙が今も

時の間(ハザマ)

取り残され

永久の命

記憶の監獄

さようならと

君が笑った

あの日が今も

この胸を焦がし

僕は囚われたまま

end.