S
Eteika ruyaruya takatu
いざ往かん 海へと還る
Ateika rukaruka takatu
澄んだ色 びいどろみたい

A
青く青く薫る日々
まだ熟れぬ、十六歳。
学生服、スカート揺らし
恋の色に染まる
夜空に散る散る花火
照らされ頬染めて
言葉は無くて白い脚で
月夜、浜を歩く

S
Ediuno riiruro nokoru
いざ往かん あなたに会いたい
Adiuno riiruro neribo
白い砂に遺す痕
Inotoku rusiao watana
一歩踏み出せない勇気
Edotoku rusioki natana
あたし、しあわせでいたいの。

A
赤く赤く燃ゆる日々
まだ言えぬ、十六歳。
学生服、スカート濡らし
雨の色に染まる
潮風囁く風鈴
見上げて息吐いて
言葉は無くて白い脚で
月夜、浜に描く

S
Ediuno riiruro nokoru
いざ往かん あなたに会おう
Adiuno riiruro neribo
白い砂に恋文を
Inotoku rusiao watana
躊躇いなんて要らない
Edotoku rusioki natana
あたし、しあわせになれるの。

B
ふらり、あの娘を追う視線
本当は気付いていた
泡沫、せめて綺麗に終わらせて

S
Eteika ruyaruya takatu
いざ往かん 海へと還る
Ateika rukaruka takatu
あたし、沈むファンタジー。
Inotoka tisiao watana
後悔なんかないけれど
Edotoka tisioki natana
あたし、こきゅうができないの。






以下、ひらがなと解読後

S
えていか るやるや たかつ(泡沫ゆらゆら消えて)
いざゆかん うみへとかえる
あていか るかるか たかつ(泡沫くらくら消えた)
すんだいろ びいどろみたい

A
あおくあおくかおる日々
まだうれぬ、じゅうろくさい。
がくせいふく、すかーとゆらし
こいのいろにそまる
よぞらにちるちるはなび
てらされほほそめて
ことばはなくてしろいあしで
つきよはまをあるく

S
えでぃうの りいるろ のこる(鱗の瑠璃色脱いで)
いざゆかん あなたにあいたい
あでぃうの りいるろ ねりぼ(尾鰭の瑠璃色脱いだ)
しろいすなにのこすあと
いのとく るしあお わたな(あなたを愛することに)
いっぽふみだせないゆうき
えでぃとく るしおき なたな(あなたに恋することで)
あたし、しあわせでいたいの。

A
あかくあかくもゆるひび
まだいえぬ、じゅうろくさい。
がくせいふく、すかーとぬらし
あめのいろにそまる
しおかぜささやくふうりん
みあげていきついて
ことばはなくて しろいあしで
つきよ、はまにえがく

S
えでぃうの りいるろ のこる(鱗の瑠璃色脱いで)
いざゆかん あなたにあおう
あでぃうの りいるろ ねりぼ(尾鰭の瑠璃色脱いだ)
しろいすなにこいぶみを
いのとく るしあお わたな(あなたを愛することに)
ためらいなんていらない
えどとく るしおき なたな(あなたに恋することで)
あたし、しあわせになれるの。

B
ふらり、あのこをおうしせん
ほんとはきづいていた
うたかた、せめてきれいにおわらせて

S
えていか るやるや たかつ(泡沫ゆらゆら消えて)
いざゆかん うみへとかえる
あていか るかるか たかつ(泡沫くらくら消えた)
あたし、しずむふぁんたじー。
いのとか てぃしあお わたな(あなたを愛したことに)
こうかいなんかないけれど
えどとか てぃしおき なたな(あなたに恋したことで)
あたし、こきゅうができないの。