僕が目覚めて君がいた
隣をただ黙ったまま
だから僕も黙ってた
ただ君を待ってた
僕は君と違うけれど
君は僕と同じだって
知ってた
何故かはわからないけれど
僕に火が灯る
命の灯火
煙(不快なにおい) 風に乗せて
灰(生きた証)を 君に乗せて
僕は消える
生まれたての僕のとなり
言葉も知らない僕なのに
君は無償の愛をくれた
僕は何もない
君は僕と違うって
言ってた 君が
僕は君と同じって
笑うんだ 君は
眉を下げたまま
君に火が灯る
広げた両手が
熱くて熱いけど 君だから
抱いて抱いて抱いて
もう消えないように
思い出される記憶
僕が僕であった意味
もう必要ない
なんて 嘘だけど
世界で一番大好きな君に
最初で最後の償い(プレゼント)
君は立ち上がる
僕は君の頬を撫でる
溢れて止まらないもの
拭って
「さよなら」
僕が言える最後の愛の言葉
フェンス越しの君は
最後の抵抗を見せる!
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