―― Good bye,《WORLD》

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六月の止まない雨と
いつの間にか止まりかけていた
ボクらの時計を止めてしまいたくなくて
ガラス窓越しに震えている秒針（はり）
巻くべきネジは何処にも見付からない　

『眠るまで傍に居るよ』
『目覚めるまでずっと此処に居るよ』
ボクは笑ってキミが俯いて
『明日はもう此処へは来ないのに？』
返すべき言葉はボクには無い

だから

『恋することにしました』
ボクらの《世界》が終わってしまう前に
最後の瞬間まで結ばれたい
後には何も残せないんだとしても
『愛することにしました』
こんなボクをワガママと呼ぶのですか？
最後のページに刻みたい
《世界》最後の日のボクらの恋物語（レジェンド）

夢見てた六月の WEDDING
二人で《世界》の端に立って
降り注ぐ無数の十字架に誓うよ
永過ぎる夜もいつか来る朝も
変わらずに歩んでいくことを

だから

『ボクと一緒に死んでよ』
ボクらの時代(とき)が終わってしまう時に
最後の瞬間まで愛したい
後には何も残らないんだとしても
『キミと何処だって行くよ』
こんなボクらはきっとシアワセなんだ
最後のページに刻みたい
《世界》最後の恋の HAPPY END


『恋することにしました』
ボクらの《世界》が終わってしまう前に
最後の瞬間まで結ばれたい
後には何も残せないんだとしても
『愛することにしました』
こんなボクをワガママと呼ぶのですか？
最後のページに刻みたい
《世界》最後の日のボクらの恋物語（レジェンド）



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『サヨナラ、《WORLD》』