こんなにして　どうするの。

かきまぜて　ついて

ばらばらにして



そんなにして　どこいくの。

はずむだけ

はずませたまま




まじめにも たぶらかして
ためいきひとつで　 ふっ　 とばすんだ。




あんなにして　どうしたの。

つみあげて

たかいたかい



して

おとし



どんなにして　こうしたの。

こなごなの かけで

ゆびきり　して



ち

ながれ




そっとまぶたをあけて みて
そ、わらいひとつで　 はっ　 たおすんだ。


ぼくら　はねもの

のけものの　けもの　だもの。

ておいの　わたりどり

めのあかくない　うさぎ

しっぽをなくした　ちいさなさる　でね。




まよなかすぎ　だけ　ひらく

ちいさな　まどべの

むこうのけしきで　ひかってる　もの



かすめたむね　ほほ　ゆらぐ

わずかな　すきまの

むこうのきしべで　さそってる　ひと




きみら　はねもの

よそものの　よのもの　だもの。

ゆめをたべつくす　ばく

やみへとけるわらい　ねこ

よるにしかあえない　ゆめのひつじ　でね。




りゆう　なくして

ころがるものを　おう　ように



ことば　なくして

ふれるものを　まく　ように



いつも　　はねて



とおり　　すぎる


たぶん　ずっと





それだけ。