タマ

気だるいこの世も　もがいて生きても
足りないものばかり　あふれていくから
この手に収まるものだけ抱えて
あとは寝転んで生きていくから
もういいかい？もういいでしょ？
眠気が心地よくて
まどろみ落ちていく
夢の中へ
たとえどんな幸せも　所詮　夢　幻さ
今はもうないけれど心はいつもそばに...

迷い込んで　出会った　今だけの音楽隊
一緒なら　迷い道も　奏でれば楽しいさ
右が険しければ　左さえ荒れ狂って
どちらを選ぼうと
僕らはどこでもいけるさ
歌おう　僕らだけの歌　笑おう　今だけ出会った
奏でよ　今夜限りの　ソング　ギター弾き鳴らして
歌おう　今だけの歌を　いつかには終わりが来る

ゆらりゆらり光ゆれてる
誰もいない静かな世界
ここでひとり思いふけてく
こころひとつ　あとはどこかに
おいていくよ喧噪な世界
ここはわたしだけの世界で
だれもいらない孤独な世界
夕暮れ独り　孤独味わい
夜の湖畔で眠る
いつかまたねと遠い記憶が...

日の落ちかけた世界　揺らぐ影が伸びる
どこかで聞こえる　不気味な笑い声
やぁやぁどこへいく？迷い込んだ羊よ
夜を逝きる子どもたちよ　ここは曖昧な世界
帰り道は　あちらこちら　　
うしろの　それは　
逃げろ　逃げろ　遠くへ
影が近づく前に
走れ　走れ　遠くへ
飲み込まれてしまう前に...

影が呼んでた懐かしい面影まで
水面が揺らいで静かに頬を撫でた
いつかあの月へ渡る日には　流れるあの星たちと一緒に
陽だまりをみつけたら　帰ろうあの丘まで
共に居たあの日々はもうないけどさ　覚えてる
夜が呼んでた　灯りのない籠まで
鏡は揺らいでまばやく星を架けた
いつかあの時へ渡れるなら　流れるあの星...

占いで言ってた今日のラッキーカラーは
1日何もなく過ぎる幸運に溶かされてく
たとえどんなに愛を口にしても
その途端に渇いて灰になって
吹かれて散ってなにも残らないまま
消えゆく
たった一つ　君だけの菓子を
食べさせておくれ　愛の味を
たとえどんな　姿でも
僕が愛したこの味だけは...

静かに通り過ぎ去ってっていく日々を　無気力なままに
何もかもが溶け消え去っていく空に　青さを覚え
始まりの鐘が鳴り止まぬ朝に　ドロドロに溶けて
フェンス越しもどかしい世界に今日も　遠吠えが響く
パッパッパ
さぁ雲を払って　空に輝く星を見れば
パッパッパ
さぁ顔を上げて　夢見る日々にサヨナラ
パッパッ...

走り出した　長く帯びた熱さは
今も僕らの往く先を照らして
いつか描いた誰かの絵空事には
僕らで深く輪郭を描いて
悩み足搔きもがいて走った
「誰も届くわけがないと」
だけど走りだしてしまうんだ
一瞬の輝きを知ってるから
あの日みた夢を僕たちは　まだ届かない先へ
何度でも君と描いてた　まだ終わらない先へ...